沖縄県は8月7日に、ISO9000(品質)取得15点、ISO14000(環境)取得15点の主観点を発表しました。それに伴い、取得していて良かったという企業、これから取得したいけど間に合うかなという企業、ISO9000を取得していてこれからISO14000を取得しようとする企業、様々な企業があると思います。
ISO取得目的としては、利益を上げるという事が本来の目的ですので、主観点のアップという動機で取得を考えるのは当然の事でしょう。
私どもは主観点が発表されるまで、予想として、ISO9000が10点ISO14000が10点と予測していました。しかし、実際は、予想よりはるかに大きい点数アップとなりました。
現在、公共工事の削減に伴う建設業の不況に対して、国は他業種へ変更するよう支援するなど様々な方針、施策を打ち出してきています。
そのような背景から、沖縄県も経営改善に取り組む企業又は取り組もうとする企業に対して、積極的に応援しようとしているものと考えられます。
これから、ますます建設業を取り巻く環境は厳しくなるでしょう。多くの企業がISO(特にISO9000)を取得している中、いかに生き残るかは、ISOシステムの使い方次第です。
また、製品の品質やサービスの向上はもちろんのこと、当然のように環境に配慮したり、リスク管理を行うなど、地域住民と一体となった活動を行い、地域の中で認められる企業を目指さすことが求められつつあります。
現在のシステムに満足せず、経営改善、利益追求のシステムであるISOを上手く利用して更なる改善を目指していきましょう。 |